ローカルは怖くない!サーフィンの「ローカルリスペクト」についての考察

みなさんこんにちは。しんしんです。

既にサーフィンをされている方ならほぼ皆さんご存知かと思いますが、サーファーには“ローカル”という人たちと、“ローカルリスペクト”という文化が存在します。

平たく言えば、ローカルは「地元の諸先輩方」で、ローカルリスペクトは「その方々を敬いましょう」というルールです。

このローカルという言葉やローカルリスペクトというものが、どれだけいたずらに初心者を萎縮させていることでしょうか。

しかし、恐れる必要はありません。ローカリズムをよく理解し、考え、そしてそれに沿って行動すれば、きっと上手な付き合い方ができるはずです。

そこで今回は、「ローカル」「ローカルリスペクト」についての私なりの解釈と、上手な付き合い方について説明していきたいと思います。

目次

ローカルの定義・役割

まずは“ローカル”の定義と役割について考えてみます。

〈定義〉
・地元のサーファー
・ポイント近くに移住して長年通っているサーファー
・近くには住んでいないが長年通っているサーファー 

〈役割〉
・地元住民とサーファーのトラブル解消
・ビーチクリーン
・マナー違反をしているサーファーへの注意
・そのポイントでサーフィンができるために行政などへ働きかけ
・時には初心者にアドバイス(ポイントやコツなど)をしてくれることも

とりあえずパッと思いつくだけですが、このような所でしょうか。

サーフィンを愛し、サーファーを愛し、またサーファーからも愛され、尊敬される存在。

神やん

と思うでしょう。

確かに神的な存在です。
めちゃくちゃリスペクトできますよね。

ただ、神は神でも、中には稀に「疫病神」もいます。

“疫病神”の存在

ローカル全員が上記のような人であれば良いのですが、必ずしもそうではありません。

神は神でも、ほんの一部ですが疫病神も存在するのです。

例えば

  • ビジターが海に入ると追い払う
  • 威圧的な言葉をかけてくる
  • わざと前乗りする
  • 波をチェックしているだけの人も追い払う
  • 酷い場合だと暴力的な行為に及んでくることも

※ローカル風に大きな態度でガンガン前のりしてくるビジターもいます。個人的には似非(えせ)ローカルと呼んでいます。

いくら普段「サーファーのため」の活動をしていたとしても、上記のようなことをする人だとそれらの活動も全て「自分のため」に行っているように見えますよね。

『そのポイントを守っているから』

『それもサーフィン文化だから』

と擁護する人もいますが、

ポイントを守るって、何から守ってるんでしょうか?
「他のサーファーから」守ってるだけじゃないでしょうか?

誰のものでもない海に入るのに、「入っていいですか?」と法的権限を持たない人に許可を取る。
しかも「ダメだ。上がれ」と許可されないことがある。
また、
「ロングボード禁止」
「このショップの常連限定」
など、これまた誰が何の権限を持って決めているのか分からないローカルルールがあるポイントもあります。

正直異常だと思います。
しかし、これがまかり通っている場所があることは、まぎれもない事実です。

暴力は、ダメ、絶対。

一部のローカルが排他的になってしまう気持ちも、全く分からないわけではありません。

例えば、ローカルは滅多に他のポイントに行きません。
そのポイントを愛しているし、ポイントが違えばそこでは自分がビジターとなるからです。

そのため、波がある日も、波がない日もそのポイントに通っています。

そんなところに、いい波が来ているときだけ他所からサーファーがわんさか来たら、嫌ですよね。
その気持ちもすごくよく分かるのです。

とはいえ、他人を威嚇・暴行する行為は犯罪です。

■大人数で同じポイントに入らない
■前乗りしない

など最低限のマナーを守っていない人に注意をしたり改善を促すことは必要な行動ですが、強い口調や暴力で訴えることは言語道断。絶対にしてはいけないことです。

「集団で入ると仲間内だけでそのポイントの波を独占してしまうから、別れて入ってくれないか?」
「このポイントはカレントが強いから初心者には危ないよ」
「下はリーフだけど、君のレベルで大丈夫?」
など、正当な理由を付けて注意するのが筋だと思います。

ローカルリスペクトとは

ローカルリスペクトについては「老人は敬いましょう」といった“ことわざ”や“格言”が近いと解釈しており、知らない人にも理解してもらいやすいです。

日本では昔から「亀の甲より年の功」「一日の長」などのことわざもあるように、年長者を敬う文化が存在しています。
ことわざの意味を詳しく見てみると、

年長者の豊富な経験は貴重であり、尊重すべきものだということ。

とあります。
つまり、『知識や経験、更には分別や良識などにおいて、若者より老人の方が優れている(ことが多い)から、敬いましょう』ということです。
まさしくその通りだと思います。

しかし、だからといって、全ての老人が若者より優れているわけではありません
普段の生活の中でも、店員に横暴な態度をとったり、怒鳴り散らしたり、電車の乗車マナーを守れていないなど、全く尊敬できない老人もきっと見たことがあるでしょう。

尊敬できる人は多いかもしれないけど、尊敬できない人もいる。必ずしも全員を尊敬する必要はない

これはローカルにも言えることだと思います。

前述のような神ローカルであれば、リスペクトに値するでしょう。
しかし、必ずしもリスペクトする必要はありません。尊敬は強要されてするものではなく、自然としてしまうものですから。

ローカルとの付き合い方

では、神なのか疫病神なのか一目で分からないローカルと、どう付き合っていけばいいのか。

私が考えるローカルとの付き合い方は、以下の3つです。

  1. 近寄らない
  2. 思い切って近付く
  3. 自身がローカルになる

「いや、1と2で真逆のこと言ってるやん」

「3とか本末転倒でしょ」

と思われると思いますが、順にご説明していきます。

①近寄らない

「触らぬ神に祟りなし」です。
いかにも日本人的な考えですが、最も無難です。

特にローカル色が色濃い傾向にあるのが、リーフスポットです。

〈リーフポイントとは〉
海底に珊瑚や岩などがあり、サーフ(砂)より海底の流動性が低いため安定的に形のいい波が生まれるポイント
初心者のうちはボードを岩にぶつけたり、ワイプアウトの際に身体を海底にぶつけたりすることが多いので、リーフポイントはそういった理由でもおすすめしません。
ボードも身体も心もズタズタになります。

ローカルらしきサーファーがいたら、少し離れて様子を見ましょう。

〈ローカルの見分け方〉

ローカルとビジターは一目では見分けられません。

特に湘南の鵠沼海岸・銅像前のようなサーファーだらけの海では、誰がローカルで誰がビジターかなんて、見分けがつきません。
というより、そもそもローカルを見分けようとすること自体が無益だと思えるほど人がいます。

分かりやすく「ローカル」と書いたゼッケンでも着ててくれればいいんですけどね。笑

一昔前は「ローカルたちが揃いのボードやウェットスーツなどを使っていたので見分けられた」なんて土地もあったらしいですが。

とはいえ、海に入っていればなんとなーくローカルっぽいなぁって気づくと思います。

例えば他のサーファーと昨日の波について話していたり、色んな人から挨拶されていたり。

あと、やたら沖の方でポツンと波待ちしがち。

他のサーファーとの接し方を見て、神的な人と判断できれば、挨拶をしたり話しかけてみるのもいいでしょう。

②思い切って近づく

わざわざローカルだらけのポイントに入って喧嘩を売りに行く必要はありません。
海は広いので、そこ以外にもサーフィンを楽しめるポイントはいくらでもあります。

ただ、もしどうしてもそのポイントに入りたいのであれば、まずは相手が尊敬できるローカルと信じて気持ちよく挨拶してみましょう。

気持ちよく挨拶


それで無視されたり攻撃的な態度をとられるようなら、毒クラゲにでも会ったと思ってさっさと退散しましょう。あなたは何も悪くありませんが、クラゲに言葉は通じません。こちらが避けるしかないのです。

ただ、大抵の場合は元気よく挨拶をすれば、気持ちよく返してくれるか、会釈ぐらいはしてくれるものです。
勇気を出して声をかけてみるのが、最も正攻法のローカルとの付き合い方かもしれません。

③自身がローカルになる

惚れ込んだポイントがあるのであれば、とことん通い詰めたり近くに住んだりして、自身がローカルになってしまうのも一つの手だと思います。

俺自身がローカルになることだ


そもそも、最初に挙げたローカルの定義なんて曖昧で、有ってないようなものです。

地元ってどこからどこまで?

長年って何年以上?

これらに正しい答えなんてありません。

恐らく、知り合いのローカルサーファーが沢山いて、その人たちから「あの人はローカルだよね」と認識されていればそれがローカルなのかもしれません。

そして知り合いのサーファーを沢山作るには、定期的にそのポイントに通い、積極的に周りの人に声をかけ、認めてもらうことが必要です。

つまりは②を通して③に至る道ですね。

まずは色々なポイントに顔を出してみて、自身のサーフィンスタイルに合ったお気に入りのポイントを見つけましょう。

かく言う私も、模索中のビジターサーファーです。

そして、もし晴れてローカルに成れた際には、ぜひビジターに優しいローカルになっていただきたいです。

「良い海だろ?またおいでよ」と歓迎するのが本来のローカルだと思いますし、そういう方であれば大いにリスペクトできます。

まとめ

  1. 基本的なルール・マナーは守る
  2. 尊敬できる神ローカルは存在する
  3. 尊敬できないローカルは尊敬しなくても良い
  4. 自分に合ったローカルとの付き合い方をする

『尊敬できないローカルは尊敬しなくていい』とは書きましたが、上記で挙げた疫病神の話は、(恐らく)ごく一部の例です。

私も何度かローカルの方と話したことがありますが、皆気さくで良い人ばかりで、尊敬できる方々でした。

ローカルを刺激せず、しかし変に恐れず、そしてローカルであろうとなかろうと周りの人を気遣って、みんなでサーフィンを楽しむ。

ローカルリスペクトではなく、サーファーリスペクト。

それがビジターの、、、というより、ローカルを含めたサーファー全員が持つべき心得だと、私は思います。

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この記事を書いた人

子供とのサーフィン・セッションを夢見る30代パパ。
少しでも多く遊びに行く時間を捻出するため、日々奮闘している。

調べものが苦手な妻に代わり、様々な情報を比較・検討して購入する購買部的な役割も。

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